事業用の支払いをカードで分けたいと考えて「楽天ビジネスカード」を調べると、必ず出てくるのが「楽天プレミアムカードが必要」という条件です。本当に必要なのか、年会費はいくらかかるのか、迷う方は多いと思います。
結論からお伝えすると、楽天ビジネスカードは単体では申し込めません。楽天プレミアムカード(または楽天ブラックカード)を持っているか、同時に申し込むことが前提です。年会費は楽天ビジネスカード2,200円(税込)と楽天プレミアムカード11,000円(税込)で、合計13,200円(税込)かかります。
この記事では、楽天ビジネスカードの申込条件と年会費を整理したうえで、楽天カード・楽天プレミアムカードとの違い、個人事業主・法人代表それぞれの選び方を、税理士の視点でわかりやすく解説します。
※本記事はアフィリエイト広告(PR)を含みます。掲載しているカードの情報は2026年5月時点のものです。最新の条件は各カードの公式サイトをご確認ください。
楽天ビジネスカードに楽天プレミアムカードは必要?【結論】
結論として、楽天ビジネスカードを持つには楽天プレミアムカードが必要です。楽天ビジネスカードは単体で発行できる独立したカードではなく、楽天プレミアムカード(上位カードの楽天ブラックカードでも可)に追加する「追加カード」という位置づけだからです。
そのため、楽天プレミアムカードを持っていない方が楽天ビジネスカードを申し込む場合は、楽天プレミアムカードもあわせて申し込む流れになります。すでに楽天プレミアムカードを持っている方は、追加で楽天ビジネスカードだけを申し込めます。
楽天ビジネスカードは「楽天プレミアムカード+楽天ビジネスカード」の2枚セットで使うカード、と理解しておくと迷いません。
楽天ビジネスカードの申込条件(個人事業主・法人代表)

楽天ビジネスカードの申込条件を整理します。
申込対象は満20歳以上の法人代表者・個人事業主
楽天ビジネスカードの申込対象は、満20歳以上の法人代表者または個人事業主です。会社員などの給与所得者向けではなく、事業を営んでいる方向けのカードで、個人事業主も対象に含まれます。
楽天プレミアムカードの保有または同時申込が前提
くり返しになりますが、楽天ビジネスカードは楽天プレミアムカード(または楽天ブラックカード)の会員が申し込めるカードです。楽天プレミアムカードを持っていない場合は、楽天プレミアムカードの申し込みもあわせて必要になります。
楽天プレミアムカードの審査に通らなければ、楽天ビジネスカードも持てません。実質的に、審査は楽天プレミアムカードの基準で見られると考えておきましょう。
法人で申し込む場合は登記書類などの準備が必要
法人として楽天ビジネスカードを申し込む場合は、商業登記簿謄本(履歴事項全部証明書)など、法人を確認できる書類の準備が必要になります。個人事業主が個人として申し込む場合と比べると、書類の手間は増えます。申込前に必要書類を公式サイトで確認しておくと安心です。
楽天ビジネスカード・楽天プレミアムカードの年会費はいくら?
楽天ビジネスカードを検討するうえで、いちばん気になるのが年会費です。「年会費2,200円」という数字だけを見ると安く感じますが、実際は前提となる楽天プレミアムカードの年会費もかかります。
| カード | 年会費(税込) |
|---|---|
| 楽天ビジネスカード | 2,200円 |
| 楽天プレミアムカード(前提カード) | 11,000円 |
| 合計(2枚で運用する場合) | 13,200円 |
つまり、楽天ビジネスカードを新しく持つ場合の実質的な年会費は、年13,200円(税込)です。すでに楽天プレミアムカードを持っている方なら、追加コストは2,200円(税込)だけで済みます。
事業で使った分のカード年会費は、経費に計上できる場合があります。プライベートと共用しているカードは、事業で使った割合に応じた按分の考え方が必要です。判断に迷うときは、お気軽にご相談ください。
楽天カード・楽天プレミアムカード・楽天ビジネスカードの違いを比較

「そもそも年会費無料の楽天カード(一般)でいいのでは?」と感じる方もいると思います。3枚の違いを表で整理します。
| 項目 | 楽天カード | 楽天プレミアムカード | 楽天ビジネスカード |
|---|---|---|---|
| 年会費(税込) | 永年無料 | 11,000円 | 2,200円(別途プレミアムカード必須) |
| 単体での申し込み | できる | できる | できない |
| 申込対象 | 18歳以上(高校生を除く) | 20歳以上 | 20歳以上の法人代表・個人事業主 |
| ポイント還元率 | 1.0% | 1.0%(楽天市場で優遇あり) | 1.0% |
| 決済口座 | 個人口座 | 個人口座 | 法人口座・屋号付き口座も指定可 |
| 向いている人 | まず事業用の支払いを分けたい | 旅行・上位特典も使いたい | 個人用と事業用を明確に分けたい |
楽天ビジネスカードの強みは、決済口座に法人口座や屋号付き口座を指定できる点です。コストをかけずに事業用の支払いを分けたいだけなら楽天カード、事業用を明確に分けて管理したいなら楽天ビジネスカード、という整理になります。
楽天ビジネスカードを持つメリット

個人用と事業用の支払いを分けて経費管理がしやすい
楽天プレミアムカードを個人用、楽天ビジネスカードを事業用と分けて使えば、利用明細がそのまま事業用の記録になります。確定申告や記帳の際に、プライベートの支出と混ざらないため、経費の確認がしやすくなります。
ポイント還元率1.0%、ポイントは個人カードと合算
楽天ビジネスカードのポイント還元率は1.0%(100円につき1ポイント)です。貯まる楽天ポイントは楽天プレミアムカードと合算されるため、事業用の支払いでも個人と同じようにポイントを活用できます。
法人口座・屋号付き口座を決済口座に指定できる
楽天ビジネスカードは、引き落とし口座に法人口座や屋号付き口座を指定できます。法人の経費を法人口座から直接決済したい場合や、屋号付き口座で事業用の入出金をまとめたい個人事業主に向いています。
ETCカードを発行できる
楽天ビジネスカードではETCカードを1枚無料で発行できます。2枚目以降は1枚あたり550円(税込)かかりますが、枚数の上限はありません。事業で車を使う機会が多い方には便利です。
楽天ビジネスカードのデメリット・注意点

メリットだけでなく、申し込む前に知っておきたい注意点もあります。
年会費が2枚分かかる
楽天ビジネスカードは楽天プレミアムカードとセットで持つカードです。年会費は合計13,200円(税込)。事業での利用額やポイント、特典をふまえて、年13,200円を払う価値があるかを考える必要があります。
利用可能枠は楽天プレミアムカードと合算
楽天ビジネスカードの利用可能枠は、楽天プレミアムカードとの合算で最大300万円までです。事業の規模が大きく、月々の決済額が多い場合は、利用枠が物足りなく感じることがあります。大きな仕入れや高額決済が多い事業には、別の法人カードのほうが合うこともあります。
社員用に複数枚は発行できない
楽天ビジネスカードは、社員用の追加カードを複数枚発行することができません。従業員にもカードを持たせたい規模の事業には向いていません。代表者が1枚で使う前提のカードと考えてください。
楽天プレミアムカードは個人事業主に必要?特典の最新事情

楽天ビジネスカードの入口になる楽天プレミアムカード。年会費11,000円(税込)に見合うのか、個人事業主が持つ意味を最新の特典内容で確認します。
プライオリティ・パスは2025年に内容が変更された
楽天プレミアムカードの代表的な特典だった「プライオリティ・パス」(空港ラウンジを利用できるサービス)は、2025年に内容が変更されました。無料で利用できる回数は年5回までとなり、会員証はアプリのデジタル会員証に移行しています。また、レストランやリフレッシュ施設の利用は対象外になりました。
「空港ラウンジが使い放題」というイメージで申し込むと、現在の内容とは差があります。年5回という回数をふまえて検討してください。
それでも楽天プレミアムカードを持つ意味があるのは
回数制限はあるものの、出張で年に数回飛行機を使う個人事業主・法人代表なら、プライオリティ・パスや楽天市場でのポイント優遇を含めて検討する余地はあります。一方、空港をほとんど使わない方にとっては、年会費11,000円の主な目的が「楽天ビジネスカードを持つため」になります。
楽天ビジネスカード目的なら「前提カード」と割り切る
楽天プレミアムカードの特典をあまり使わない場合でも、楽天ビジネスカードを持ちたいなら楽天プレミアムカードは避けて通れません。この場合は、楽天プレミアムカードを「事業用カードを持つための前提カード」と割り切る考え方になります。
個人事業主・法人代表はどう選ぶ?ケース別の選び方

ここまでをふまえて、立場・目的別の選び方を整理します。
年会費をかけたくない個人事業主|楽天カード(一般)
開業して間もない方や、まずは事業用の支払いを分けたいだけなら、年会費永年無料の楽天カード(一般)を事業用に1枚持つ方法でも十分です。楽天ビジネスカードのように法人口座は指定できませんが、コストをかけずに「事業用カード」を用意できます。
事業用を明確に分けたい・法人口座で管理したい|楽天プレミアムカード+楽天ビジネスカード
利用明細を完全に事業用として残したい、法人口座や屋号付き口座から決済したい——そうした方には、楽天プレミアムカード+楽天ビジネスカードの2枚持ちが向いています。年13,200円(税込)の年会費を、経費管理のしやすさへの投資と考えられるかがポイントです。
出張が多く特典も使いたい|楽天プレミアムカードを軸に検討
年に数回以上、飛行機での出張がある方は、楽天プレミアムカードの特典も含めて検討できます。事業用の支払いを分けたいなら、そのまま楽天ビジネスカードを追加する流れが自然です。
楽天ビジネスカードに関するよくある質問
楽天ビジネスカードは楽天プレミアムカードなしで作れますか?
作れません。楽天ビジネスカードは楽天プレミアムカード(または楽天ブラックカード)の会員向けの追加カードです。持っていない場合は、楽天プレミアムカードもあわせて申し込む必要があります。
個人事業主でも楽天ビジネスカードを作れますか?
作れます。申込対象は満20歳以上の法人代表者または個人事業主で、個人事業主も含まれます。事業用の支払いを分けたい個人事業主に向いています。
楽天ビジネスカードの年会費はいくらですか?
楽天ビジネスカード単体の年会費は2,200円(税込)です。ただし前提となる楽天プレミアムカードの年会費11,000円(税込)も必要なため、新たに2枚を持つ場合の実質的な年会費は合計13,200円(税込)です。
楽天カード(一般)と楽天ビジネスカードはどちらがよいですか?
コストをかけずに事業用の支払いを分けたいだけなら、年会費無料の楽天カードでも対応できます。法人口座での決済や、個人用と事業用を明確に分けた経費管理をしたいなら、楽天ビジネスカードが候補になります。
まとめ|楽天ビジネスカードは楽天プレミアムカードとセットで考える
楽天ビジネスカードは単体では申し込めず、楽天プレミアムカードが必要です。年会費は2枚で合計13,200円(税込)かかります。
コストをかけずに事業用の支払いを分けたいなら楽天カード(一般)、事業用を明確に分けて法人口座でも管理したいなら楽天プレミアムカード+楽天ビジネスカード、という整理で選ぶと迷いません。
カードはあくまで経費管理をラクにするための道具です。年会費や利用枠が事業の実態に合っているかを確認したうえで選んでください。
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