準確定申告とは、亡くなった方の所得税を相続人が代わりに申告する手続きのことです。
通常の確定申告とは異なり、相続開始(死亡)の翌日から4か月以内という短い期限があるため、早めに手続きを進める必要があります。
また、準確定申告はすべてのケースで必要になるわけではありません。亡くなった方の所得状況によって、申告が必要な場合と不要な場合があります。
この記事では、準確定申告について以下のポイントを税理士がわかりやすく解説します。
相続手続きの中でも重要なポイントですので、ぜひ参考にしてください。
準確定申告とは

準確定申告とは、亡くなった方(被相続人)の所得税について、相続人が代わりに行う確定申告のことです。
通常、所得税の確定申告は本人が行います。しかし、年の途中で亡くなった場合には本人が申告できないため、相続人が代わりに申告を行います。
例えば、次のような所得がある場合は準確定申告が必要になる可能性があります。
- 個人事業の所得
- 不動産収入
- 給与所得(年末調整未済)
- 年金収入
- 株式の売却益
準確定申告は、通常の確定申告と同様に所得税を計算し、納税または還付を受ける手続きです。
準確定申告が必要な人

準確定申告が必要かどうかは、亡くなった方が通常の確定申告をする必要があったかどうかで判断します。
主に次のような場合は準確定申告が必要になる可能性があります。
一方で、次のようなケースでは申告が不要となることもあります。
判断が難しい場合は、税理士や税務署に確認することをおすすめします。
準確定申告の期限

準確定申告の期限は、相続開始(死亡)の翌日から4か月以内です。
通常の確定申告は翌年3月15日までですが、準確定申告は期限が異なるため注意が必要です。
例えば、6月10日に亡くなった場合の申告期限は次のとおりです。
6月10日死亡 → 10月10日が申告期限
この期限までに申告と納税を行う必要があります。
期限を過ぎると、延滞税や加算税が発生する可能性があります。
準確定申告の必要書類
準確定申告では、通常の確定申告と同様の書類に加えて、相続関係を確認する書類が必要になります。
主な必要書類は次のとおりです。
また、相続人が複数いる場合は、連署による申告が必要になります。
相続人同士で事前に確認しておくことが重要です。
準確定申告の手続き

準確定申告の一般的な手続きの流れは次のとおりです。
提出先は、亡くなった方の住所地を管轄する税務署です。
申告方法は、次の方法があります。
税理士に依頼することで、申告書作成や提出手続きをスムーズに進めることができます。
準確定申告をしないとどうなるか
準確定申告が必要であるにもかかわらず申告を行わない場合、次のようなリスクがあります。
- 延滞税
- 無申告加算税
- 税務調査
また、相続税申告を行う場合には、準確定申告の結果が影響することもあります。
そのため、相続が発生した場合には、準確定申告が必要かどうかを早めに確認することが大切です。
準確定申告まとめ
準確定申告は、亡くなった方の所得税を相続人が代わりに申告する重要な手続きです。
相続が発生した場合には、相続税申告だけでなく準確定申告の手続きも必要になることがあります。
相続税申告の全体の流れについては、次の記事で詳しく解説しています。
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